クリニックの人事制度構築

職員の成長を促し、クリニック経営の発展につながる人事制度構築コンサルティング

クリニック経営において、給与や育成の問題は運営の根幹にも関わるため、人事制度の構築・運用は非常に重要です。一方、クリニックには、独自の組織風土や構造などがあり、企業とは異なる視点でその特性を考慮した人事制度を構築する必要があります。特に職員数が20名以上のクリニックでは、組織が複雑化します。日本経営では、トップの方針、戦略と戦略遂行に必要な役割を明確にし、クリニックを発展させるための人事評価の構築・運用をご支援します。

クリニックの人事制度構築コンサルティングのご相談・お問合せ

人事制度の導入・見直しのタイミング

状況

事業を拡大したいとき

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組織化(役職別と役割を整備)したいとき

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組織のキーマンが退職して組織の風土や体制が変わるとき

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ガバナンスを強化したいとき

お悩み

事業を引き継ぎたい(引き継いだ)とき

人事制度構築のポイント(4つの経営機能)
~日本経営の人事制度構築コンサルティングの特徴~

【トップの方針】クリニックのスタンスを明確にし、浸透させる

クリニックとして大切にしたい価値観、診療方針、患者様への想いなどを明確にします。組織が変化するときは、軸となる普遍的なスタンスが無ければ、組織が拡散、混乱してしまいます。組織として大切なものを明文化することにより、安定した組織発展を実現します。

【戦略・計画】重点戦略と業績目標を明確にする

変化の激しい時代だからこそ、重点的に実行する戦略を明確にして、実現するために何をするのか意識して取り組む必要があります。ただ漠然と頑張るのではなく、選択と集中を明確にすることで、職員の意識や行動を集約することができ、効率良く、効果的に活動することができます。また、明確な業績目標は、将来的な検証と修正を容易にします。経験を積み上げるためにも明確な目標が必要です。

【役割権限】戦略遂行に必要な役割を明確にし、権限を付与する

戦略を実現するためには、自分の役割を正しく理解する必要があります。役割が曖昧であれば、活動が重複したり抜け漏れが発生して、戦略実現にたどり着きません。適切な分担、権限設定を行い、自分の責任はここであるという事を各人が理解して、行動に結び付けられるような環境を作ります。

【実行プロセス】戦略を効果的に遂行できる仕掛けを取り入れる

行動を継続していても、様々な環境変化により、ペースが乱れたり、上手くいかないこともあります。継続して取り組めるように、結果を踏まえて客観的に自分の行動を振り変えられる機会(仕組み)を作ります。一人一人が現状を正しく認識して、行動(遂行)の内容を適切に維持し、戦略実現へと結びつけます。

クリニックで人事制度を導入する3つのメリット

院長の方針と職員の実施が一致する


言語化された人事制度は、内容の理解(認識)を統一するための効果的なツールにもなります。人事制度を通じて院長の方針を理解し、意識することで、組織全員が同じ方向を向いて行動を継続することができます。

戦略を推進するマネジメントツールになる


戦略は自由度がある反面、具体的な指針がないと、職員がどの方向に進むべきか迷ってしまいます。場合によっては成果が出ないばかりか、足を引っ張ってしまうこともあります。人事制度に戦略を連動させることによって、制度の効果と成果を明確化し、戦略を実現するためのマネジメントツールへと変貌します。

貢献に応じた賃金で職員の意欲をくじかない


賃金の原資は、経営が成長することで確保できます。高い評価をとっても賃金の原資がなければ、職員に高い給与を還元できません。高い評価→高い成果→高い業績→高い給与還元へとつなげるような人事制度こそが、職員の貢献と意欲を連動させるツールになります。

クリニックの人事制度構築コンサルティングプロセス

STEP

人事制度グランドデザインの設計
(1~2ヶ月程度)

経営戦略に基づいて、人事戦略を描きます。人事の各制度と経営戦略の因果関係、連動内容を明示化し、クリニック成長につながる人事制度を構築します。

STEP

等級制度・昇降格基準制度の設計
(1~3ヶ月程度)

グランドデザインに基づき、適切な組織の階層を考えて等級を設定します。場合によっては、既存の組織の等級や役職を一掃し、新しい組織体制に基づいた階層を設計します。その際、基準は役割に基づいて検討することになります。また、等級の変更ルールも同時に検討します。

STEP

人事評価制度設計
(1~3ヶ月程度)

人事評価は育成ツールであり、組織のベクトルを合わせるツールです。また、業務活動の価値を決めるものでもあります。目的に応じてそのウェイトをどのようにするかを考えつつ、評価の手法は、行動と目標を組み合わせて設定します。

STEP

特別施策の企画・実施(状況に応じて)

人事評価だけでは判断しきれない環境変化に対応するため、施策など、どのように報いていくかを検討します。場合によっては特別評価や表彰制度などを活用して報います。

STEP

職員説明会・評価者研修
(2ヶ月)

作った仕組みは活用しなければ意味がありません。そのため、職員に対して動画で説明をしたり、アンケートを募ったり、評価を適切に行うために、評価者(上司)に対する学習の機会を設けます。

クリニックの人事制度【導入事例・お客様の声】

職員の給与に対する納得度があがった

今までは、私の一存で給与を決めていましたが、新しい業務を拡大する中で、給与と業務の一定の連動が必要と考えいました。人事評価制度と給与制度を整備して運用することで、新しい業務に携わる職員と、既存業務を頑張る職員の貢献を適切に評価して説明することができるようになりました。職員からは、他者に対する不満などが少なくなり、給与の納得度が上がりました。

組織化することで新たな事業展開ができるようになった

主任クラスに部下の管理や事業の管理を行ってもらいたかったが、いつも現場業務が忙しくて、主任と一般職の違いがあまりなかった。新たな事業展開を見据えて、主任クラスの役割を再設定して、評価制度を通じて伝えた結果、主任を含めた役職者の動きが変わり、マネジメントを意識してくれる機会が増えた。結果、私の余計なマネジメント時間が減ったことはありがたかったですね。早く事業を軌道に乗せることができました。この成功体験は、組織全体にも良い効果をもたらしています。

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