公立病院経営改善支援コンサルティング

公立病院経営改善支援コンサルティング

地域の将来を見通し、今後の役割や方向性を読み解いて実効性の高い経営方針や経営戦略を検討しようと思うと、データや知識だけではなく、多面的な分析や経営改善の知見を必要とします。私たちはこれまでの地域医療構想や経営改善のご支援から得られた知見をもとに、コアメンバーを巻き込み、実現性の高い経営方針・経営戦略の検討をご支援します。

経営強化プラン策定支援コンサルティング

公立病院には持続可能な経営が求められる

公立病院は、地域の基幹的な医療機関として地域医療において重要な役割を果たしていますが、その多くでは、医師・看護師不足、人口減少や少子高齢化の急速な進展に伴う医療需要の変化、医療の高度化など、経営環境の急激な変化により厳しい状況が続いています。また公立病院に対しては自治体からの補助がなされていることがほとんどですが、自治体の財政から公立病院に充てることのできる金額にも限界はあります。

このような背景から、公立病院においても安定した病院経営を持続するために経営力の向上に向けた取り組みが重要になってきます。持続可能な地域医療提供体制を確保するためには、各公立病院が自院の取り巻く環境や院内の状況を的確に把握し、地域において果たすべき役割・機能の在り方や自院に必要な施策を考える必要があります。

日本経営の「公立病院の経営改善支援」コンサルティングのポイント

①医療の総合的な視点から地域に必要な役割を定義し、経営方針を策定自院の理念・ビジョンや強みを踏まえた実現性の高い経営方針を策定します。
地域環境の変化を踏まえて中長期的にどのように経営を展開していくのか、自院の経営、患者、地域社会、未来の四方向にとって最適な経営方針の策定をサポートをします。
②多面的な需給分析で、ポジションと先行きを読み解く病院内外のデータを活用した需給分析により、自院を取り巻く環境の変化や院内の現状課題をとらえ、今後担っていくべき役割や方向性として妥当なものを検討していきます。
地域全体の需要動向や病院全体の経営状況の推移といったマクロな視点だけでなく、疾患別の動向や病棟別診療科別の状況といったミクロな視点も併せ持ちながら、自院の現状を正確に把握していきます。
③コアメンバーを巻き込み、実現性の高い経営方針・経営戦略を検討経営においては何をするか(方針・戦略)の妥当性も重要ですが、それを的確に実行できるかも非常に重要です。
そのため、現場の実態を反映したような経営方針・経営戦略が理想的です。
現場のコアメンバーへのヒアリングも実施しながら、より実現可能性の高い経営方針・経営戦略を検討します。
また、現場運用面での課題感を把握することで、運用面での要改善事項も洗い出します。

例えばこのようなお悩みはありませんか?

課題

・事業の見通しが不安であるため、将来を見据えて戦略として何に取り組むべきなのかを明らかにしたい。

課題

・経営方針や経営戦略を考えるにあたってまず何をすべきか分からない。

課題

・自院が一般的に見てどんな状態なのか分からないので、妥当な経営方針や経営戦略を策定できるか不安。

日本経営のコンサルティングの強み

総合力と専門性を持つ体制

社内には人事コンサルティングや介護事業のコンサルティングを専門とする部署もあり、またグループ内には税理士法人や有資格者(公認会計士、税理士、一級建築士等)を有しております。そのため、単純に経営方針・経営戦略の部分だけでなく、経営に関わる幅広いテーマにお応えすることができます。
また、総務省の経営・財務マネジメント強化事業のアドバイザーに登録している社員が複数人在籍しており、公立病院に特化したような内容についてもご対応が可能です。

徹底した改善

弊社は長年病院の経営コンサルティングを専門としておりますので、これまでのご支援実績から得られたノウハウやベンチマークがございます。実際のご支援においてはこれらも活用しながら、現場との対話や病院の理念を重視し、持続可能な経営方針・経営戦略の策定とその実行支援までご支援いたします。

多面的な需給分析

弊社はオープンデータ、DPCデータ、救急搬送データ、KDB(国保・後期高齢者患者の受診データ)というようなあらゆるデータを分析できる環境やノウハウを有しております。これらを活用しながら、多面的な視点から定量分析を実施し、ヒアリングによって得られた定性情報と掛け合わせることによって最適な方向性の検討をご支援します。

提案書サンプル

「公立病院の経営改善支援」コンサルティングプロセス

【Phase1:経営方針・経営戦略の策定支援】
※ご支援期間の目安
■現状分析(定量分析・定性分析)と課題・論点整理まで:3~4か月程度
■経営方針・経営戦略の策定まで:7~8か月程度
■損益計画の策定:9~10か月程度

STEP

定量・定性分析・課題・論点整理

■定量分析
・外部環境(需要状況、供給体制、競合、政策動向 等)
・内部環境(財務、診療実績、患者層、人員等)
■定性分析
・経営幹部/部署長/関係各所等へのヒアリング実施
・将来ビジョン確認
・定量分析の結果と裏付け確認
・組織風土・管理体制の確認
■課題・論点整理
・分析結果から地域課題と経営課題の整理
・病院の理念や基本方針との整合性確認

STEP

経営方針・経営戦略の策定

■外部/内部分析より想定される主な方向性
・政策医療(5疾病6事業等)・地域課題への対応
・経営改善策の立案
■中長期的に必要とされる規模及び機能の検討
・マーケットにおける自院のポジショニングの整理
・病床規模、病床機能、診療料構成等
・取り組み施策の整理と改善可能性・改善効果の整理
・短期・中期・長期の改善項目の整理

STEP

損益計画の策定

・損益計画の策定
・主要アクションプランの策定

【Phase2:経営戦略の実行支援】
※ご支援期間の目安
数年単位でご支援するケースが多いです

STEP

ご支援テーマの選定と院内の実行体制の検討

・外部環境(需要状況、供給体制、競合、政策動向 等)
・内部環境(財務、診療実績、患者層、人員等)

STEP

目標設定とアクションプランの作成

経営幹部/部署長/関係各所等へのヒアリング実施

  1. 将来ビジョン確認
  2. 定量分析の結果と裏付け確認
  3. 組織風土・管理体制の確認
  4. 改善の可能性とその具体策確認

STEP

定期的なモニタリングと取り組み内容の適宜見直し

・内部分析と外部分析との整合性の確認
・分析結果から地域課題と経営課題の整理
・病院の理念や基本方針との整合性確認

「公立病院の経営改善支援」コンサルティングプロセス

「公立病院の経営改善支援」を具体化する

「どこまで支援してもらえるのか」「費用感はどれくらいか」など、
まずは、日本経営の専門家に、お気軽にお問い合わせください。

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